2016年東京都美術館でゴッホとゴーギャンの二人の巨匠をテーマにした
日本初の展覧会が開催中です。
また、2017年は名古屋でも同展覧会が開催されます。
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ポール・ゴーギャンは、印象派の影響を受け、互いに刺激し合いながら
新たな表現に挑戦してゆきました。
ここでは、南仏のアルルの収穫をテーマとしたゴッホとゴーギャンの
アプローチの違いを調べてみました。
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東京都美術館 ゴッホとゴーギャン
ゴッホとゴーギャン展
2016年10月8日(土)~12月18日(日)東京都美術館 開催中
2017年1月3日(火)~3月20日(月・祝)愛知県美術館
東京都美術館で開催されているゴッホとゴーギャンの主題は
印象派から影響を受けた二人の巨匠の
共同生活での葛藤や、そしてその後におよぶ
芸術に対する違いなど様々な面で興味をそそられます。
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ここでは、南仏のアルルでこの2人が描いた
自然の中の「収穫」に題材をおいて、二人の画家のアプローチの違いを
比べてみました。
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「ラ・クローの収穫風景」ゴッホ作
「ラ・クローの収穫風景」
フィンセント・ファン・ゴッホ作 1888年
ファン・ゴッホ美術館所蔵
実りの季節を迎えた小麦畑との収穫の風景で
ゴッホ自身が最高傑作と持参した作品です。
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借り入れから種まきまでゴッホは、
季節ごとに様々な表情を見せる小麦畑を繰り返し描きました。
南フランスの光をたっぷりと浴びた
黄金色の小麦とオレンジ色の屋根、
青い荷車や空が心地よいコントラストを作り出しています。
「ぶどうの収穫人間の悲惨」ゴーギャン作
「ぶどうの収穫人間の悲惨」
ポール・ゴーギャン作 1888年
ジュートオードロップゴー美術館所蔵
「ぶどうの収穫人間の悲惨」
アルルでの共同生活の中で描かれた本作は
フィンセント・ファン・ゴッホの収穫とは対照的に
人間の不幸を主題にしている作品です。
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背景にはアルル地方に以前、滞在していた
フランス北部のブルターニュの女性たちを描き、
頬杖をついて途方にくれる女性のポーズは
ペルーで見たミイラを参照しています。
ゴーギャンは目の前の光景ではなく
記憶や想像を頼りに描いた本作をゴッホは大絶賛しました。
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