2018年10月6日(土)の美の巨人たちは横山華山『紅花屏風』です。

『紅花屏風』にみる横山華山の驚異の人物描写の謎が解き明かされます。

また、東京ステーションギャラリーでは横山華山展が開催されています。

横山華山展の期間や混雑状況もまとめてみました。

<スポンサーリンク>





江戸時代後期の絵師 横山華山

夏目漱石「坊ちゃん」にも登場するほど江戸時代に活躍した絵師横山華山は
若冲の再来といわれる江戸時代後期の絵師ですが
その存在は現代にはあまり広く知られていないようです。

横山華山は京都出身で福井藩松平家の藩医の家に生まれますが、
家が貧しく若い頃は北野天満宮で砂絵を描いて生計をたてていました。

山水・人物・花鳥共に秀で、華山の画風は風俗美人画は艶があり清らかと賞されています。

美の巨人たち横山華山「紅花屏風」

美の巨人たち
若冲の再来?天才絵師現る…横山華山『紅花屏風』
2018年10月7日22時00分~22時30分

山形県の名産といえば紅花
その紅花を描いた横山華山の「紅花屏風」は描かれた人物220人もの息遣いが伝わる
大作です。

『紅花屏風』は6年の歳月を費やし、紅花が染料になるまでを描いたものです。

その絵は執拗なまでの観察に裏付けられたリアリティーに溢れたもので横山華山が山形に残した名作といわれています。

『紅花屏風』にはかつて紅花栽培や紅花染めが盛んであった
山形の様子が描かれています。

絵師は晩年になると筆力が衰えるのですが
華山は最晩年に至るまで雄渾な大作を手がけているのが特徴といえます。

山形県と紅花を描いた紅花屏風図

山形県には現在2つの紅花屏風図が残っています。

1つは京都出身の横山華山筆「絹本着色紅花屏風」(六曲一双、縦154.3cm、横357cm)

山形美術館所蔵。

もうひとつは山形の紅花栽培から流通までの様子を描いた青山永耕筆「紙本着色紅花屏風」
(六曲一双、縦156.5cm、横366cm)

山寺芭蕉記念館所蔵

いずれも山形県指定有形文化財となっています。

横山華山

生年月日:1784年
死没:1837年4月20日

<スポンサーリンク>





横山華山展東京ステーションギャラリーの開催期間

若冲の再来といわれた横山華山展が東京ステーションギャラリーで開催されています

横山華山展・東京ステーションギャラリー
会期期間:2018年9月22日(土) - 11月11日(日)

【休館日】
月曜日[9月24日、10月8日、11月5日は開館]、9月25日(火)、10月9日(火)
【開館時間】
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
【入館料】
一般(当日)1,100円 高校・大学生(当日)900円
一般(前売)900円 高校・大学生(前売)700円
※中学生以下無料
※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生600円
※障がい者手帳等持参の方は当日入館料から100円引き(介添者1名は無料)

横山華山展の混雑状況

現在のところ横山華山展の混雑はそれほどの混雑ではありませんが、美の巨人たちに紹介されたことでにわかに注目が高くなっており今後は混雑することも考えられます。

東京ステーションギャラリーで開催されている
横山華山展の混雑状況は以下のサイトからリアルタイムで混雑状況がわかりますので
お出かけの前には確認してみるのもいいかと思います。

東京ステーションギャラリー横山華山展の混雑状況

<スポンサーリンク>