
江戸中期の天才画家といわれる
伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう、正徳6年2月8日(1716年3月1日)
細密画で有名な伊藤若冲ですが
ユニークな絵も書いています。
白い象の絵はなんとユニークなかなりデフォルメされた像が描かれていますね。
白象群獣図の白い象
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この絵は白象群獣図という絵です。
若冲の描く象の絵はいくつかあるのですが
白象群獣図の象もユニークな表現が使われています。
愛嬌のある象の絵ですね。
当時、動物園もありませんでしたので日本では象を見たことがある人も
ほとんどいなかったと思われます。
若冲は象を見たのでしょうか?
それとも言い伝えで想像で書かれた象の絵なのでしょうか?
伊藤若冲 白い象のナノブロック
この白象群獣図の絵の技法ですが、よく見ると
方眼のマス目で構成されている事に気が付くと思います。
この絵は若冲のナノブロックとも呼ばれている絵ですね。
方眼の大きさは9mm四方で薄墨で型をとられています。
その上に胡粉を塗って固めてブロック状のマス目の上に象をはじめ様々な
動物たちを描いていいます。
しかもマス目の中の色を微妙に変えてグラデーションで描く手の込んだ手法です。
このような手法を「枡目描き」と呼ぶそうです。
まるで現代住宅の壁紙の上に書いたような質感を持った絵ですね。
この、ブロック状に描いた「枡目描き」によって独特の質感を醸し出している若冲のアイディアが光る絵です。
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