伊藤若冲は江戸時代 18世紀に活躍した絵師です。
伊藤若冲の絹本の作品には有名な釈迦三尊図[しゃかさんぞんず]や宮内庁が保管する動植綵絵[どうしょく さいえ]などの絵もあります。
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伊藤若冲の絹本とは?
絹本とは
絹地(きぬじ)に描いた書画でまた、書画をかくための絹布
掛け軸などに使われた絹です。
紙本(しほん)に対して絹本と呼びます。
若冲も多くの絹本着色や掛け軸の作品を残しています。
伊藤若冲の絹本着色 作品
日出鳳凰図[にっしゅつ ほうおうず]
米国、ボストン美術館蔵が所蔵している若冲の掛け軸の作品です。
糸瓜群虫図[へちまぐんちゅうず]
若冲の絹本着色作品の1幅です。よく見ると実る糸瓜に飛蝗や蝸牛など様々な虫が戯れる姿が描かれていて若冲の小さな虫たちの生命に対する造詣がうかがえます。この作品は若冲が本格的に絵筆を取って間も無い頃の作品です。
京都の細見美術館が所蔵。
旭日鳳凰図[きょくじつ ほうおうず]
絹本着色。宝暦5年(1755年)。雲海から昇る旭日と2羽の鳳凰。宮内庁三の丸尚蔵館蔵(旧御物)。
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雪梅雄鶏図[せつばい ゆうけいず]
白雪の頂いて咲く赤い山茶花の花に、雄鶏。京都、建仁寺両足院蔵。
松鷹図(松に鷹図)[しょうようず / まつにたかず]
絹本墨画、1幅。松の枝に留まる鷹。エツコ&ジョー・プライス・コレクション蔵。
釈迦三尊図[しゃかさんぞんず]
若冲の有名な作品釈迦三尊図も絹本作品です。
絹本着色、3幅対。東福寺に所蔵されていた「釈迦三尊像」を見て感動した若冲が、原図をかなり忠実に模写した作品です。描いた若冲は、原本の経年劣化を補うために衣紋線や色彩のコントラストを強調し、より装飾的な画面に仕上げています。1765年に動植綵絵」中の24幅とともに相国寺に寄進されました。
孔雀鳳凰図[くじゃくほうおうず]
絹本着色、双幅。重要美術品。広島藩浅野家伝来。長らく所在不明であったが、2015年に83年ぶりに発見された作品です。岡田美術館蔵。
動植綵絵[どうしょく さいえ]
若冲生誕300年記念展で話題になった作品・絹本着色。宝暦7年頃(1757年)- 明和3年(1766年)頃の若冲の絹本作品です。若冲が時間と労力を存分に費やして描きあげた、30幅におよぶ大作。若冲によって相国寺に寄進されたものであったが、明治22年(1889年)、皇室に献上され、現在は宮内庁三の丸尚蔵館が保管(旧御物)しています。
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